分かち合う <2> 窓側のクリスマス・ツリー
1月の下旬にもなろうとして、そろそろクリスマス・ツリーが外される頃になっています。
うちの近くの交差点の一角に新築された高層マンションの中に、何軒かの家が、自家のクリスマス・ツリーを街に面した広い窓のすぐ傍に飾っているため、街で通りかかる人もツリーを眺めて、祝日の雰囲気を味わうことができます。
特に交差点向きのコーナーの二階のお家に飾られたツリーは、東向きと北向きの二つの窓からはっきり見えるため、私がその交差点で信号を待つ度に、目を楽しませてくれています。
それで、ある日、ふと気付いたのは、そのツリーのすぐ南側に壁か柱みたいになっている模様です。つまり、そのお家に住んでいる方にとって、あのツリーは、部屋の中で一番目立つ所ではなく、むしろちょっと隠れた一角に置かれている感じです。まさにその隠れた一角は、交差点を通る人々にとって、窓越しで二つの角度からツリーを楽しめる一番いいスポットということです。
あの家の方は、きっとわざとツリーをその一角において、綺麗にライトアップして、街の人々に祝日の雰囲気を届けているのでしょう。
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祝日の喜びをみんなと分かち合う余裕と心遣いは、本当に素敵です。
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